先日、たまたま、竹宮恵子さんの「アンドロメダストーリーズ」を読み返していたのですが、なんだか地球の未来?的内容な気がしたので、書き記しておきます。
アンドロメダストーリーズは、光瀬龍さん原作、竹宮恵子さんが漫画というものでした。
3巻で完結です。
私は1982年の「愛は地球を救う」の枠内で放送されたアニメで知りました。愛は地球を救うが始まった当初は、長編アニメが放送枠内にあって、すごく楽しみにしていました。
でも実際見た時は、あんまりよくわからなかったなっていうのが感想だったのですが、今読んだら、
なんだか、今の世の中的?
とか思ってしまった。
あらすじは、
アンドロメダ星雲内の、惑星アストゥリアスというところが舞台。コスモラリア王家の皇太子イタカとアヨドーヤ王家のリリア姫と結婚式の結婚式が執り行われ、皇太子イタカは王に即位してアストラルタ3世となった。
そこまでは平和だったけど、宇宙からの侵略者がやってきて、アストラルタ3世や王宮で働く人たちの思考が侵略者が放った蝙蝠によって乗っ取られてしまう。
乗っ取られた王様は、暴君王様になって、モラハラ言動、猜疑心満載、ネガティブ思考になり、王宮はその猜疑心から機械化が進み、工場みたいになっていき、最終的にはマザーという機械が支配する国になってしまう。
さらに侵略者は、国民をコントロールするため、クモを使って思考乗っ取りを企てる。思考を乗っ取られた国民は、ネガティブ発言や人の事を馬鹿にしたり、文句を言ったりという人間性に変わっていき、お互いに争い始める。
というのが物語の始まり。こっから先、この局面を打開すべき救世主のような感じで双子が生まれて、その双子が主人公なのですが(↓こちらの兄妹が主人公)、
今読み返してみると、物語の始まりの方が気になる🤔
令和の世情では、ロボットが出てきたり、AIが優秀になってきて、機械の出番が多くなってる。人のメンタル面でも、今、出る杭は打つ、たたく、なんてのが昔よりひどい気がします。みんな心が委縮してしまってる感じ。物事を深くみて疑ったりもしがち。
この物語ではなんでもロボットに置き換わってた。人間も機械的になるって感じに描かれていた。猜疑心が機械産んでるんかな?
なんか符号一致で怖い。思考にクモ入れられてるんじゃない~?
とか妄想すぎ?
結局この物語の最後、この星滅亡してしまうんで、地球の未来がこうならないように、今読むべきマンガじゃない?とか思いました。
この光瀬龍さん原作で他にも、未来予知しとるって思ったのが、「百億の昼と千億の夜」。
萩尾望都さんの漫画で読みました。原作もあるけど、萩尾望都さんが好きなので、漫画しか読んでない~💦(↓漫画の方)
↓小説はこちら。
物語は、哲学者プラトンが、アトランティス時代、司政官オリオナエだったって思い出すところから始まります。
オリオナエはその後、長く生きる存在になって、シッタータと阿修羅王と共に神の存在に疑問を持ち、追及していくというお話です。
この物語の中で、ゼンゼンシティという話が今のキーワード的お話と思ったので記録しておきます。
ゼンゼンシティに主人公3人が立ち寄るのですが、そこにはコンパートメント(個室)が墓地のように並んでいるところだった。
管理者はコンパートメントをスイミンソウと呼んでいて、その中でA級市民が眠っていた。必要に応じて、起こされて、鳥かごみたいなかごに乗って出されてた。動かないから太った人という風に描かれていた。
A級市民にどうしてそのような生き方になったのか尋ねると、自分の星が滅亡の危機に陥った折、都市を捨てて、神にすがった。その神から授かったものがコンパートメントでのやすらぎ。
その部屋の中で本当はA級市民は、信号に還元され、虚像の中で生きていた。
これって、VRってこと?
昭和の漫画やアニメには、VR?的なの結構出てきたように思います。部屋が仮想空間になってるって感じのやつ。みんなの頭に存在する妄想って、実現してく妄想なのかな🤔
原作者の光瀬龍さんは、未来をチャネって書いてるんじゃないかと思っているんですが・・・。
ゼンゼンシティも最後、破壊されちゃうんだよね。
年齢上の人は知ってる人も多いと思う昭和のこの漫画。平成生まれの人で、知らない人がいたら、ぜひ読んでみてほしいです。
最近のドラえもんの映画「のび太と空の理想郷(ユートピア)」もちょっと似たような感じだったし、世の中がこっち側にいってるような~?
なんでも偏るより、ほどほどがいいんじゃ?と私は思うけど、世の中は偏りの世界に行ってる気がする。